結婚相談所やマッチングアプリなどネット婚活では、登録・利用時に顔写真が必要です。

そしてお相手選びの際には、この顔写真がとても重要なカギとなってきます。

それもあって、写りが良くステキに見える写真を使いたいと思うのは当然のことです。シワなどを修正して実年齢よりマイナス10歳くらい若く見える写真や、不自然なほど真っ白な肌に補正された写真、あるいは目の大きさが怖いぐらい大きく加工された写真など…

いざお会いしてみると写真とのあまりの違いに本人だと気づかなかった、なんて笑い話のようなことが実際にはあるのです。

ところが、事務職をしている35歳のS美さんが結婚相談所に入会された時「これで登録をお願いします」とご提出いただいた写真は、とても自然体だったのですが、正直なところ実物のご本人よりプラス3歳くらい年上に見える写真でした。

S美さんにお話を伺ったところ、それまで婚活アプリでお相手探しをしていたのですが、プロフィール写真で大失敗したことがあったのだそうです。

マッチングした男性と初めてお会いする日が決まり、当日会う直前まで順調にメッセージのやりとりをしていたにもかかわらず、待ち合わせ場所には男性が現れませんでした。

約束の時間から30分ほど待ってアプリを開いてみると、驚いたことに「写真と全然違いますね」というメッセージが届いていて、その直後にブロックされたそうなのです。

マッチングアプリを利用したことがある方の声を聞いてみると、時々このようなトラブルがあるようです。

待ち合わせ時に遠くの方から相手を確認して、もし気に入らなければ会わずにドタキャンしてしまうのだそうです。こんなことは、結婚相談所では考えられない大変失礼な対応です。

「何がショックだったかって、その人の言う通りだったことです。加工アプリで過度に修正したプロフィール写真だったから、実際の自分の姿と全然違う!と思われても仕方ないです。もちろん相手の行動も失礼だと思ったけれど、私の方も自業自得だと思うから、なんだか恥ずかしくなって余計に落ち込んでしまいました」とS美さん。

そして、一方的に心ないメッセージを送りつけてきて当日ドタキャンが出来てしまうようなマッチングアプリのシステムにも今後の不安を感じたのだそう。

それを機に、プロフィール写真と婚活の仕方も変えようと決心をしたそうです。
 

以前のような過度な加工写真とは正反対の、自然体なプロフィール写真で登録したS美さんの現在の婚活は、どうなったかというと…

「写真より実際にお会いする方がお綺麗ですね」と言われることが増えて、お見合い後に交際を申し込まれることが多くなりました。