難病を患い歩行の困難になった妻を、10余年の献身的な介護の末に、看取った彼。

話が出来る時は、互いの思いを伝え合い笑うこともあったし、看病のし甲斐もあった。

 「単身赴任で、色々苦労を掛けたから」と、その恩返しの気持ちで頑張ったと言う。

ご近所付き合いもなく、妻亡き後、喪失感から居酒屋に通い始め、年下の女性と出逢った。

 店での会話は楽しく結婚を考え始めた時、彼女に多額な借金があった事が発覚。

どうするべきかは、彼が一番判っていたが、日々の寂しさに耐えられなかったらしい。

 結局、人生相談で来社した彼は、これからの自分を考え婚活を開始し、動き出した。

「亡き妻の願いは一つ、夫の笑顔」「一人では幸せになれない」「人生は縁の結び方」

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