結婚しているカップルへの最近のアンケート調査で「二人の出会い」について尋ねたところ、なんと「インターネットを使って」という回答が7割を超える勢いなのだそうです。

 

この「インターネット」の内訳は、「婚活アプリの利用」や「結婚相談所の登録」「SNSの利用」など。いわゆるもともとの知人であったり、上司やご近所の方の紹介という近しい人のツテとは違う繋がりからの出会い、ということになります。

 

 

考えてみれば、この結果も当たり前かもしれません。ここ数年の新型ウィルス感染防止対策のために、人は出来るだけ直接接触を控え「会わない」「出かけない」「家に入れない」が合言葉のようになってしまいました。近くにいる人とのつながりを絶たれてしまった今、会ったこともない人でも明確に自分と同じ結婚の意思があり、また相談所などを通していれば自分の好みの条件はある程度揃っている人ですから、気持ちを寄せやすいのは当然です。意思の疎通を図るのも、ネットを通じてできるので、離れていても、お互いの休日が違っていても、時間が不規則であっても、関係なし。いつでもつながっている感覚を持てるのはむしろネットならではなのかもしれません。

 

そうした出会いから徐々に文字や映像でお互いを知っていき、初めて実際に会う時にはもうすでに何年も前から知っている人のような、身近な存在になっているので結婚の話もとんとん拍子なのでしょう。

 

もちろん、実際に会ってみたらイメージが違った、なんとなく合わないかも、というケースも無いわけではないでしょう。ですが、このインターネットを通じての出会いはこの令和の世の出会いのスタンダードになりそうですね。